先月、陽明高校1年生に向けての「お金と働き方」についての授業を行ってきましたが、
今回は同じく陽明高校での2年生向けの進路ガイダンスにおいて、
「今後の働き方」についてのお話をさせていただきました。
前回の1年生の授業を見学に来られていた2学年の先生が、
「来年が3年生という人生の岐路の子たちに、ぜひこの内容を聞いてほしい!」
「これは先生たちから生徒への”プレゼント”にしたいと思ってるんです。」と言っていただき今回に至りました。
通常の進路ガイダンスでは、
「将来なりたいことは?」「どういう進路にする?」
という進む進路を決めていくための内容になると思いますが、
今回の講座では、
「どの道に進んでも自分の人生を後悔しないためのリアルな働き方について」のお話をさせていただきました。
ちなみに、進路についての全国高校生のアンケートには、
進路先が決まってない子が25%いるという結果になっています。
確かに、一度も社会に出たこともなく、一般的な学校の授業を受けてきた生徒たちにとって、
明確に進む道を自信を持って決められることの方が難しいと思います。
みなさんは、学生時代にどんな風に進路を決めていきましたか?
「とりあえず大学に行こう!」
「早く働きたいから就職しよう!」
「県外へ行きたい!」
こんな感じでなんとなく決めていった方も多いのではないでしょうか?
しかし、
進学という道を選んでも、就職という道を選んでも、県外に出る選択をしたとしても、
進んだ先で必ず思い通りの人生が待っているとは限りません。
むしろ「こんなはずじゃなかった」「あの時もっとちゃんと考えていれば」
なんて後悔のような気持ちになることだって少なくありません。
そんな時に大事なことは、過去を悔やむのではなくて、
”未来に進む選択肢を持っていること”だと思っています。
そのためには、「これからの時代に会った働き方」をまず知ることが大事になってきます。
前回のコラム「お金の新時代」でもお話したように
お金は「もらう」だけではなく「作る」「増やす」をいう選択肢があること。
ということは、
「もらう働き方」「作る働き方」「増やす働き方」
があるということです。
また、これからの時代は1人の人の収入の柱は3つは必要だと言われています。
日本人が一番得意とする「もらう働き方」以外に
「作る働き方」「増やす働き方」を組み合わせて3つの収入の柱を作ることは可能です。
ただ多くの人は「もらう働き方」以外の選択肢を持っていないために、
大人になっても「こんなはすじゃなかった」と愚痴を言う機会が増えてしまうのです。
今回の高校生に伝えたかったことは、
いろんな働き方があることを知った上で、
進学を決めるも、就職するも自由だし、どの進路を選んでもこの先の選択肢を持っていることは大きな強みになるということです。
そして、これからの時代は日本でもこのような働き方がスタンダードになってくることは間違いないと言えるでしょう。
高校2年生のみんなが、全て理解したりイメージすることは難しいかもしれません。
ただこの先、進学、就職、結婚、挫折、転職….様々な人生の岐路の場面で、
今回の先生からの「プレゼント」を役に立ててもらえたら嬉しく思います。
今回、企画してくださった陽明高校の先生方、本当にありがとうございました!
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